新型コロナウィルスにサージカルマスクの効果

医療

WHOによると致死率は割と低い

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている。感染の拡大によりマスク買い占めなどの形で社会不安が高まっているが、WHO(世界保健機関)によると、新型コロナウイルスの感染力は1人の感染者から2~3人に感染させる可能性がある程度。その感染力は季節性インフルエンザと同等か、やや低い程度だ。

WHOの「Situation Report」という新型コロナウイルスの発生状況によると、感染者の死亡割合を示す「致死率」は2%程度。この数字はSARSコロナウイルス(約10%)、MERSコロナウイルス(約34%)の致死率よりも低い。感染力と致死率から考えると、新型コロナウイルスの予防策は、通常の季節性インフルエンザと同じ程度のものでよいことが読み取れる

しかしながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が国内で発症し始めたあたりから、街からマスクが消えた。一部のパニックになった人たちが、買い占めに動いてしまったためだ。

オイルショックが思い浮かぶ。1973年、原油高騰により当時の中曽根康弘通商産業大臣が紙の節約について呼びかけたことにより、トイレットペーパーがなくなるかもしれない、とパニックに陥る現象が起こった。当時はSNSなどなかったから、それがデマであるという情報が浸透するまでに時間がかかってしまった。

こんなバカみたいな騒動は、令和時代の現代では起こらないだろうと思っていた。しかし、今回COVID-19発生時にマスク買い占めが起こった。マスクは一般の人たちが外を歩く上で感染を予防する疫学的エビデンスはないのだが、あたかも毎日使用するのが当然であるかのように、全員がマスクに殺到してしまった。これを助長したのはSNSだと思う。そして、マスク増産によってトイレットペーパーの原材料が不足するというデマまで流れた。主婦の間でLINEやTwitterを媒体にして、瞬く間にデマ情報が拡散されていった。これにより、オイルショックの再来とも言える、トイレットペーパーの買い占めがふたたび起こったのだ。冷静に考えればマスクの原材料とトイレットペーパーの原材料はまったく別なのだが、そのような情報の正しさを確かめることなくパニックに走ってしまうのは、むしろ現代のSNSの情報量が豊富すぎるからなのかもしれない。

マスクの効果

マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。

予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。

一番の予防は

WHOは「必ずしもマスク着用は感染予防にはならない」としている。逆にマスク着脱の際に手で口や鼻の周辺や目を触る機会が増え、接触感染のリスクが高まると指摘する専門家もいる。とにかく、現在できる一番の予防策とされているのは、マスク着用ではなくこまめな手洗いである。

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