Google scholar の使い方

新型コロナの影響で、多くの学会活動が中止になっています。こんな時だからこそ多くの文献を読み、今後の研究活動に役立てていきたいと思います。

自分の研究を進めるうえで、同じテーマで過去に書かれた論文を網羅的に読破することによって、いわゆる先行研究をチェックすることは、基本中の基本です。

本日の記事はgoogle Scholarの使い方です。

Google Scholar

https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja

アメリカ Google 社が無料で提供する学術論文検索用エンジンです。

査読論文、学位論文、書籍、テクニカルレポートなどの学術情報に特化した検索エンジンで、従来 の Google 検索エンジンと同様に、任意のキーワードを入力して検索結果を関連度の高い順にリスト アップします。 検索結果は、引用された回数の多い順に並べられ、有用な論文を見つけることができます。 また、論文タイトルには、それぞれ「引用元」として、他の論文に引用された回数が表示され、そ の論文を引用した論文を芋づる式に辿ることができます。そのほか、無料公開されている論文につ いてはそのまま論文の全文が表示され、有料のものは抄録ページが表示されます。

目次

Google scholar にアクセスする方法

最初からGoogle Scholarを使いたい場合には、通常のGoogleの画面から、「もっと見る」→「さらにもっと」→「Google Scholar 学術論文を検索」という順番でクリックしていけば、「Google Scholar」のトップ画面にアクセスすることができます。

検索方法

たとえば、いま話題の「新型コロナウィルス」について、その「ct画像」に関する論文を探したいのであれば、「COVID-19」「CT image 」と入力すれば、無数の関連文献が見つかります。

一般的なGoogleの検索機能すべてを使うことができます。Googleの公式サイト以外にも、もう少し高度な検索テクニックを紹介したウェブサイトがありますので、参考にしてみてください。
また、画面左側に表示されている文字をクリックすれば、論文が公表された期間を指定したり、上位に表示される結果の条件を替えたりすることができます。

検索結果の考え方

とりあえず、この検索結果を見てみましょう。周知の通り学問の世界では、どれだけ引用されたか、つまり被引用数が重要です。この検索結果では、一番上に表示されている論文が「108」回引用されていることがわかり、2020年に発表された論文であり重要であることが示唆されています。

また、掲載されているジャーナルが有名雑誌である場合、その論文の重要性は高くなると言えます。検索結果に表記されている雑誌rsnaは放射線医学領域では、最高峰Radiologyであり、その論文の強い重要性が推察出来ます。

しかしながら、関心をもったタイトルであったが、内容を確認すると私の知りたいものではなかったという事が、しばしばあります。

なので、1つの学術論文を仕上げるには最低でも100本の文献の多読が必要と言われているのはこれらのことに起因するからあると言えます。

このブログが皆さん研究の糧になることを期待います。

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