博士論文やレポート作成に使えるワード活用術「ページ番号」の設定法・書式設定

論文作成術

博士論文やレポートに限らず、研究論文(学術論文)を構成するには、基本設定があります。今回の記事は、博士論文やレポートをワード(Word)を用いて作成する際に便利な、ページ番号を設定する方法を解説しています。

表紙や目次を除いた本文からページ番号を設定する方法や、削除する方法、フッターの編集をする方法をご紹介します。

目次

ページ番号を設定する方法

ページ番号は、ヘッダーとフッターの編集機能を使って設定します。ヘッダーとフッターとは、文書の各ページの上下にある余白の領域のことです。

表紙と目次を除いて、本文からページ番号を表示する

まずは、冊子で配布することを想定し、表紙と目次を除いた本文からページ番号を表示する方法を見ていきましょう。 文書の1ページ目が表紙で、2ページ目が目次になっていると仮定します。

まずは、2ページ目の目次と本文の間に、次のページから始まるセクション区切りを入れましょう。

目次の末尾にカーソルを移動し、[レイアウト]タブを選択します。

[セクション区切り]の一覧から[次のページから開始]をクリックします。すると、カーソルを置いた位置で改ページが設定され、表紙と目次のページが「セクション 1」、それ以降の本文ページが「セクション2」となります。

次に、セクション2の中にカーソルを配置して、[表示]タブを選択します。[ヘッダーとフッター]をクリックします。

グループの中から[フッターの編集]を選択します。

次は、セクション2のフッターにカーソルを移動させます。

[ヘッダー/フッター]ツールの中の[デザイン]タブを選択し、[オプション]グループの[先頭ページのみ別指定][奇数 / 偶数ページ別指定]のチェックが外れていることを確認します。

また、同じように[前と同じヘッダー/フッター]無効になっていることを確認します。

続けて[ヘッダーとフッター]グループの中の[ページ番号]を選択します。これで3ページ目以降のフッターにページ番号が挿入されます。

最後に、ページ番号が「1」から開始されるように設定します。 [ヘッダーとフッター]グループの[ページ番号]から、[ページ番号の書式設定]を選択します。[開始番号]を選択して[1]と入力し、[OK]ボタンをクリックします。[ヘッダーとフッターを閉じる]ボタンをクリックすれば、表紙と目次を除くすべてのページにページ番号が挿入されます。

ページ番号の位置を選択する

ページ番号を挿入する際に位置を指定したい場合があります。

この場合には[表示]タブを選択します。[ヘッダーとフッター]をクリックします。タブの中から[ヘッダーとフッター]グループで[上からのヘッダー位置][下からのフッター位置]それぞれに数値を指定し、[OK]ボタンを押下します。

まとめ

博士論文やレポート等に役立つページ番号の設定をはじめとするワードのヘッダー、フッターを活用した機能紹介でした。

是非活用してみてください。

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