グラフ作成ソフト DeltaGraph7 は学術論文に掲載する「図」を簡単に、しかも綺麗に作成できるソフトです。Excelでもある程度は作成することはできますが、箱ひげグラフや3Dグラフを作成するには少し手間がかかります。
また、学術論文用に高解像度で図を出力することができます。
今回の記事は、このDeltaGraph7について使用方法を説明していきたいと思います。
目次
DeltaGraph7
DeltaGraph7はグラフ作成ソフトです。初心者にもわかりやすいインターフェースを持ち「80種類以上の豊富なグラフ種類」「豊富なグラフ編集機能」を兼ね備えたグラフ作成ソフトです。
様々な研究分野で活用されるデータ解析関数の装備など、プロフェッショナルなニーズにも対応しています。
豊富な編集機能
軸/目盛線の編集や、両軸対数グラフなど使用環境に応じた豊富な編集が可能です。
カーブフィット(回帰曲線)、ユーザー定義での誤差線を適用でき、専門性の高い作業も可能です。

基本的なグラフ作成手順
DeltaGraph7を起動します。

データシートにデータを入力します。
データシートの表示はインターフェース下部のアイコンより選択できます。
データの入力はテキスト/Excelデータの読み込み、表計算ソフトよりのコピーペーストが可能です。

データメニューより「グラフギャラリー」を選択します。

必要なグラフ種類をサムネイルより選択し「OK」をクリックします。
今回は箱ひげグラフ(ボックスグラフ)の作成を行います。

グラフに利用するデータを選択し「プロット」をクリックします。
箱ひげを作りたいデータを選択します。
データを選択後にプロットをクリックします。

グラフが作成

軸にラベルをいれる方法
ラベルを入れたい軸をダブルクリックする。
軸のタイトルに入力したい文字をいれる。今回は「mSv/h」をラベルに記載しました。

表示を押して確認後に、OKすることで軸ラベルが反映します。

箱ひげグラフ内の記号の色を変更する方法
箱ひげグラフの記号を変更するには、変更した記号をクリックします。今回は■を■に変更したいと思います。
■をクリックすると記号が現れるので、色を黒を選択すると箱ひげ内■が黒に変更されます。
また、キー変更することもできます。
学術論文は白黒で投稿する場合が多いと思います。この機能ので、カラーを白黒に変更してください。

軸ラベルの編集方法
軸ラベルが長くなり、途中で改行が必要になることや下付や上付きで表示しないといけない場合があります。
そのような場合は、改行を行いたい文字の前に下記の文字を入力することでテキストの変更を行うことができます。
特殊テキスト一覧 | Mac | win |
上付き文字 | \+ | |+ |
下付き文字 | \- | |- |
標準に戻す | \= | |= |
改行 | \r | |r |
今回は、OUTSIDE(n=7)とINSIDE(n=7)の(n=7)を改行して二段する方法を解説します。
下記のラベルテキストの改行を行いたい文字に「OUTSIDE\r(n=7)」を入力します。
一度ツールバーにある更新をクリックします。

更新後、「グラフビュー」をクリックすると\rを入れたINSIDEとOUTSIDEが改行され2行になっていることがわかると思います。

まとめ
今回はグラフ作成ソフトのDeltaGraph7について基本的な操作方法を解説いたしました。
このソフトは奥が深いため、今後、随時更新していきたいと思います。
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