世界の主要学術雑誌の影響度客観的に評価し、ある雑誌を同じ分野の雑誌と比較し、読むべき雑誌や投稿先を決める際に利用できる指標を紹介します。
Scopusはジャーナル評価指標を見ることができます。また、Scopusに収録されているジャーナルは、独立したコンテンツ設定・諮問委員会(CSAB)によって選定されています。CSABの委員は各分野の専門家であり、多くはジャーナルのエディターの経験者です。
目次
Scopusの雑誌評価指標
Cite Score
あるジャーナルに出版された論文が特定の年に平均で何回引用されたを示す指標
Cite Score 2019は、2018、2017、2016に出版された文献が2019年に引用された回数を2018、2017、2016に出版された文献数で割ったものです。
インパクトファクター(IF)の対象は2年ですが、Scopusは3年間を対象にしている特徴があります。
SJR(SCImago Journal rank)
goolge pageRankに類似したアルゴリズムを用いて、引用元のジャーナルの質によって引用に重み付けし、分野間の比較を可能とした指標
SNIP(Source Normalized Impact per Paper)
分野による引用のされやすさを考慮し、被引用率を補正することにより、分野間のジャーナルの比較を可能とした指標
被引用件数
ジャーナルが各年に受けた総引用数
文献数
ジャーナルが各年に発行した総論文数
被引用数の0の文献(%)
各年に出版された論文のうち、これまで一回も引用されていない論文の割合
レビュー論文(%)
各年に出版されて論文のうちレビュー論文の割合
ジャーナルを比較
ジャーナルを比較することが可能
選定ジャーナルの評価を把握
ターゲットジャーナルの評価を把握するための方法をご紹介いたします。
トップページの収録誌をクリックします。
対象メニュー(分野、タイトル、出版社、ISSN)を選択します。
今回はISSNを入力して検索を行いました。

評価を把握した雑誌名をクリックすると詳細を確認することができます。

また、各分野のCite Scoreランクとトレンドも知ることができます。

まとめ
無料のコンテンツとしてScopusは投稿ジャーナルの評価を把握することができます。また、所属期間がScopusに登録している場合は、文献リストからジャーナルを評価できたり、分野ごとの評価を行うことできます。
これのら機能に関して後日記載していきたいと思います。
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